NTN株主、72億円代表訴訟


 ベアリング大手のNTNがベアリング販売でカルテルを行ったとし今年3月に公正取引委員会から72億円の課徴金納付命令を受けた件につき、NTNの株主が、9月2日、カルテル当時の取締役23人に対して、72億円の損害を求める株主代表訴訟大阪地方裁判所に提起しました。
 株主は、NTNの取締役がカルテルを知って見過ごすか黙殺したと主張。また、取締役の監視義務が問題となるかもしれません。
 但し、NTNは、課徴金納付命令を不服として審判請求していますので、株主代表訴訟の解決には時間を要するかもしれません。