2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

パナソニック―国際カルテルで41億円支払へ

パナソニックは、アメリカの大手家電メーカーワールプール社と冷却用コンプレッサーの国際価格カルテルを行っていたと、アメリカ司法省により認定され、罰金約41億円を支払うことになりました。 国際カルテルをめぐっては、日本企業がアメリカやEUの独禁法当…

SSK―下請代金の不当減額

公正取引委員会は、スポーツ用品販売大手のSSKに対し、下請メーカーへの下請代金1200万円を不当に減額していたとして、下請法違反で再発防止を勧告し、同社は減額分を下請メーカーに返還しました。 SSKは、下請メーカーに対して「支払い歩引き」として代金の…

銀座の味−ブルガリ、イル・バール

銀座2丁目、中央通りに面した所に、ブルガリ銀座タワーがあります。その8階から11階にレストランやバーがあります。 今回は、10階のイル・バールでアフタヌーン・ティーを味わうことができました。カプチーノに、オレンジ味のチーズ・ケーキ、あっさり…

「悪人」-殺人か、傷害致死か?

映画「悪人」を観ました。重苦しい閉塞感から、出会い系のメール、そして殺人へとストーリーは展開していきます。 原作と違和感なくまとまっているのには感心しました。作家自らが脚本作りに加わっているからなのでしょう。主人公は言うまでもなく、名脇役達…

東海道五十三次―いよいよ50番台へ

東海道五十三次の旅も、いよいよ50番目の宿場である水口宿までやってきました。 早朝に品川駅を新幹線で発ったときは冷たい雨が東京では降っていましたが、京都に近づくにつれ快晴となり暖かくなってきました。 水口宿では、水口城跡や水口神社を通り、甲賀…

慶応LS、独禁法ケース研―開始

御器谷が講師をつとめる慶応ロースクールの経済法総合の講義が開始しました。 また、金子晃弁護士を中心とした独占禁止法ケース研究会が10名で発足いたしました。 慶応ロースクールの方は、「経済法判例・審決百選」の事例を1回につき12ヶ、Report&Q・A方式…

司試合格おめでとう!

慶応ロースクールで経済法総合を教えていた学生が司法試験に合格し、その報告に4人そろって事務所に来て下さいました。 皆、晴れ晴れしい表情で、安堵の感じが読みとれました。 皆で交詢社に行き、食事をしながら、今後の志望等につき話し、楽しい一時を過…

独禁法遵守プログラムのメンテナンス

独占禁止法遵守プログラムは、一旦作ってしまうと安心して、そのメンテナンスを怠りがちなことがあります。 独占禁止法は、昨年改正され、本年1月1日より改正法が施行されていますので、独禁法遵守プログラムの改訂も必要な時期となっておりますので、企業法…

経済法―百選でOK?

経済法(独占禁止法)は、どのように勉強すればいいですか?と聞かれることがあります。 慶応ロースクールで経済法の実務家講師をしていることからも、学生や弁護士の方々からも聞かれることがあります。 基本的な教科書としては、根岸先生や金井先生らの本…

鈴鹿峠―東海道五十三次、最後の難所

東海道五十三次の48番目の宿場である坂下宿を過ぎると、いよいよ最後の難所といわれる鈴鹿峠に達します。 片山神社跡の右手から脇道に入ると、突然の山道。石畳が荒れて、木立ちの間を傾斜も急にきつくなってきます。トレッキング・シューズでないととても登…

銀座の味−フカヒレ専門店、銀座鹿鳴春(ろくめいしゅん)

銀座1丁目に、東京でも珍しいフカヒレ専門店の「銀座鹿鳴春」があります。 高級食材のフカヒレをリーズナブルな価格で食することができる貴重なお店です。 店内は、それ程広くありませんが、落ち着いて、清潔なシックな空間が気に入っています。 今回は、フ…

日本トイザらス−公取委が立入り検査

公正取引委員会は、日本トイザらスに対し、優越的地位の濫用の疑いで、立入り検査に入りました。 同社が、納入業者に対して不当な値引きや、返品を強要したとの疑いがもたれています。 優越的地位の濫用における不当減額や不当返品は、本年1月施行の独占禁…

築地の味−寿司岩、本館

築地といえば寿司が先ず考えられます。 築地の寿司屋さんも多くありますが、その代表格の一店がこの「築地寿司岩」でしょう。 寿司岩は、築地に3店舗あり、料亭築地寿司岩本館、総本店、築地支店とあります。 今回は、築地本願寺の横にある本館で「店長おす…

東海道五十三次―45番目の庄野宿へ

東海道五十三次も、いよいよ三重県に入ってきました。 今回は、桑名宿から、四日市宿→石薬師宿→庄野宿への長い道のりとなりました。 桑名宿では、七里の渡しからはじまり、船津屋、九華公園、六華苑と回りました。 四日市宿では、諏訪神社、名物なが餅の笹井…

名誉毀損裁判―J-CASTニュースより取材

小池栄子さん夫妻が、その報道をめぐり報知新聞に2億8,000万円の損害賠償請求訴訟を提起した事案につき、ネット配信のJ−CASTニュースより取材がありました。 事案の詳細については、訴状を見ていないためコメントはできませんが、名誉毀損による慰謝料請求訴…

新司法試験―合格率25%、教え子からのうれしいメール

新司法試験の合格者が発表になりました。本年度は合格率が25%、合格者数が2074人となりました。 政府がかねてより言っていた数字とはかなり隔たりがありますが、私達が経験した司法試験とくらべれば随分と多いな、という感じもします。 東京では弁護士の数…

茨城県発注土木工事―官製談合か

茨城県や古河市が発注していた土木工事で談合がくり返されていたとして、公正取引委員会が、県庁の担当部署、境工事事務所、地元の建設業者など30数ヶ所に、不当な取引制限の疑いで立入り検査に入りました。 公取委は、県の職員が談合に関与した官製談合の疑…

製品事故とリコール

消費者が一般的に利用している製品に基づいて起こる怪我等の事故について、これを消費者庁に報告し、さらにリコールを実施するか否か、という相談をメーカーから受けることがあります。 この場合、消費者の怪我が全治30日以上か否か、又、事故の全国的広がり…

経済法研修―in箱根

昨日の午後から箱根での経済法(独占禁止法)の研修がはじまりました。 秋からの慶応ロースクールでの経済法総合の講義のための準備と、今月下旬からはじまる独占禁止法ケース研究会の準備も兼ねた勉強となります。 箱根は標高約700m位とあって、軽井沢とく…

銀座の味−登亭、銀座店

銀座4丁目にある「登亭、銀座店」、ランチは1000円ちょっとで食することができます。銀座の4丁目で、こんなに安くて、美味しいうなぎを食することができるのが先ず驚きです。 登亭の創業は、江戸時代天保8年にさかのぼり、6代目が昭和27年に日本橋…

EU競争法―情報交換を禁止へ

EUの欧州委員会は、カルテル防止のためEU競争法の運用を強化して、同業者間の情報交換を厳しく制限する新ルールを年内に確定する方針を明らかにしました。 この同業者間における情報交換は、独占禁止法遵守マニュアル等においても従前より問題となっていたも…

リーニエンシーの活用

最近の独占禁止法をめぐる相談の中で気付く点は、何等かの形でリーニエンシー=自首申告による課徴金の減免制度の利用が企業においてごく一般的に行われていることです。特に大企業においては、このリーニエンシーの活用が目立っています。 公正取引委員会が…

自転車事故−歩行者に過失なし

最近交通事故の相談を受ける際に、自転車と歩行者との衝突等の事故の相談を受けることが増えてきました。 特に、自転車が歩道上に走行中、お年寄りの歩行者との間で事故をおこし、高額の賠償を請求されている事案が目立ちます。 道路交通法上、自転車は軽車…

事務局便り

夏ノ暑サニモマケズ・・・と言いたいところですが、負け気味かもしれません。ジョギングとウォーキングが趣味の私ですが、外は陽が落ちてからも暑いですから、職場と家の往復だけでどうも運動不足になりがちです。そこで屋内でも出来る健康法ということで先…

小田急騒音訴訟−42人に、1152万円

小田急電鉄の騒音に対し、沿線住民が提起していた騒音の差し止めや損害賠償訴訟について、東京地方裁判所は42人に、計1152万円余の賠償を命ずる判決を下しました。 鉄道の公共性から差し止めの点は棄却し、損害賠償については受忍限度を超えたとして一部の住…