2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
東北地方の中堅企業を巡る経営権の争い。 発端は、オーナー経営者で創業者の社長が亡くなり、子の兄弟が跡を継ぎました。社長には遺言書がなく、その同族会社の株式をどう分けるかで兄弟間で相続紛争となりました。 未分割の株式についてその議決権をどう取…
最近なぜか遺留分に関するご相談や家事調停、民事訴訟を数多く手掛けています。 そのため当事務所のホームページの中で、相続、遺産分割のうちで遺留分に関する記載を全面的に書きあらため、新しい項目として執筆し直しました。 このHPの項目では、遺留分…
ずわいがにとベニズワイガニ、一体何が違うの?とも思います。 ところが、これが結構違うようです。ずわいがには、越前がにに代表される高級品。これに対して、ベニズワイガニはそうでもない様です。この2種類は、卸値でずわいがにがベニズワイガニの約8倍位…
公正取引委員会は、国土交通省が発注する公用車の管理業務について、日本道路興運、北協連絡車管理等11社の入札談合を認定し、総額約26億円の課徴金の納付を命令。 なお、公取委は、国交省職員の入札談合等関与行為も認め、国交省に対し、官製談合防止法に基…
セブン‐イレブン・ジャパンは、加盟店に対して優越している地位を濫用して、加盟店がデイリー商品を見切り販売することを制限したことを、独占禁止法違反と認定して、排除措置命令を出しました。 公取委の排除措置命令書を読むと、加盟店基本契約においては…
協議離婚をする際、離婚自体については双方が納得していても、離婚の様々な条件について話し合い、これを文書で確認し、そのうえで離婚届に署名捺印すべきでしょう。 では、この離婚条件として、離婚の際に双方で取り決めておくべき諸事情は、次のとおりです…
企業における株取引、金融デリバティブ、先物取引、FX等、本業とは異なる取引により利益を上げる場合や、巨額の損失が出た事例をみかけます。 さらには循環取引等の問題も報道されています。 また、世間では優良企業といわれている大企業が、談合や価格カ…
まだあったのか、入札談合。しかも、天下り→官製談合の疑いも。 公正取引委員会は、航空自衛隊が発注するオフィス家具等の入札につき、談合の疑いで、イトーキ、内田洋行、ライオン事務器、コクヨファニチャー、プラス、岡村製作所等に立ち入り検査に入りま…
NHKのTVドラマのハゲタカが、映画で続編となりました。 鷲津ファンドが、再び企業買収=M&Aの世界に舞い戻ってきます。相手は、赤いハゲタカ、中国の劉一華(リュウ・イーファ)との対決を軸として、中国系ファンド、ホワイト・ナイト、シンジケート…
週刊誌の報道により有名人が名誉を毀損され、出版社に対し相当な金額の慰謝料の支払を命じる判決が、ここ数年来相次いで出ています。 マスコミの報道は、表現の自由として憲法上も保障される、民主主義社会の重要な権利であります。ところが、現実の週刊誌の…
大学の経済法学者の方から独占禁止法に基づく差止請求事件について、事案の概容や判決の問題点等につきお打ち合わせをする機会を得ました。 独禁法に基づく差止請求事件については、仮処分申立事件や本案訴訟、示談交渉事件等、何件か担当し、判決や決定等を…
企業が成長する過程で意外と発生することがある内部の犯行、例えば業務上横領や背任、特別背任等があります。 私達弁護士は、企業の依頼を受けて、この業務上横領等の刑事告訴をし、且つ、損害賠償請求をすることがあります。 刑事告訴をするときは、事前に…
離婚訴訟も裁判ですので、証拠が極めて重要となってきます。 特に争点となる事実の有無については、証拠の有無によって左右されます。 ところが、離婚訴訟においては夫婦間の関係が問題となるだけに、その立証は困難をともなうことが多くあります。 そこで、…
遺産分割や遺留分の家事調停申立事件で地方の裁判所に出張することがあります。 家事調停事件ではその地方独特の気質や不動産に対する考え方、こだわりを感じることが多くあります。 地方への出張のときは、裁判所のみならず、対象となっている土地や家屋を…
規制を強化した独禁法改正が、6月3日に国会で成立しました。 改正のポイントは、課徴金の適用範囲を拡大し、排除型私的独占や不当廉売、優越的地位の濫用にも課徴金が科されることとなりました。 さらに、カルテルや談合の主犯格企業には課徴金が5割増となり…
東京弁護士会の独占禁止法部会にて、「独占禁止法に基づく差止請求の実務」と題してスピーチしました。 平成13年施行の独占禁止法の改正により導入された「独占禁止法に基づく差止請求」は、施行後8年を経ても認容判決が未だに一件も出ていません。 私達…
観ていて、どこか懐かしい感じがしました。インドのムンバイのスラムで育ったジャマールの物語と、クイズ・ミリオネアが実にストーリー的にマッチしています。映画としての構成力を感じさせてくれます。 どこか昔観た“青春の門”を想い出させるのは私だけでし…
遺産分割調停が不成立になると、家事審判に移行することとなります。 家事審判とは、家庭裁判所において審判官(裁判官のこと)によって、審判廷において行われる遺産分割の審理のことを言います。調停の場合には当事者間の合意が前提ですが、審判の場合には…
家庭裁判所で行われる家事調停の中で数が多いのは、離婚と遺産分割です。 東京家庭裁判所での家事調停では、申立人と相手方の待合室が分けられています。一応、申立人と相手方が顔を合わせないように配慮はされていますが、完全ではありません。廊下で会った…
セブンイレブンがフランチャイズチェーンの各加盟店に対して、お弁当や総菜につき消費期限が近付いたものを値段を下げて「見切り販売」することを制限した疑いで、公正取引委員会が独占禁止法違反(優越的地位の濫用)として排除命令を出す方針が示されたよ…
6月の顧問会社の定時株主総会を間近に控えて、他社の株主総会の視察を兼ねてA社の株主総会に出席しました。 受付では、なんとマスクを株主に配布していました。総務も色々と気を使っていますね。 A社は、衣料大手ですが業績が余り芳しくありません。開会…