新司法試験の合格者2043人、合格率27%


新司法試験実施4回目の今年、合格者や合格率は上記のとおりとなりました。
国の制度設計では、法科大学院の卒業生の7割位が合格し、合格者も3000人位という数値からは大きな隔たりがあります。
私が司法試験に合格した当時は、合格者500人、合格率2%位でしたから、数字だけ見れば随分増加したようにも思えます。
東京での司法修習生の最近の就職状況をみると、かなりの飽和状態にあるとも思えます。ノキ弁や即独という言葉からして、いわゆるイソ弁への就職の困難さを示しているようにも思えます。
法曹の需給状況や弁護士の市場原理を考えれば、制度設計ありき、数値目標ありき、との考え方は、現在再考の時期にあるのではないでしょうか。