鎌倉市、命名権売却に違和感


 鎌倉市は、由比ヶ浜材木座、腰越の3つの海水浴場の命名権を、鳩サブレーで有名な豊島屋に売却すると発表しました。年間1200万円の契約金であり、年4000万円かかる海水浴場の維持管理費等の一部にに充てるとしています。
 法的には、命名権は、野球やサッカーの施設等の名称をつける権利、即ちネーミング・ライツのことであり、施設所有者が企業等に売却することで利益を上げるものです。
 今回の鎌倉市の場合、公募によったものと思われますが、市が歴史と由緒ある地名を売却すること自体に違和感と疑義を感ぜざるを得ません。
 歴史ある地名は、やはりそのままがいいのではないでしょうか。まさか「由比ヶ浜鳩サブレー海岸」等とはならないことを祈るばかりです。