婚約の不当破棄


私達弁護士は、婚約の解消や結婚式の前後に起こる男女間の紛争の相談を受けることがあります。
このような場合においては、各々の当事者本人の感情的問題は勿論、両家のご両親も大変な心痛を感じられ、しかも財産的な清算をともない、慰謝料の問題も出てきます。
このような問題に直面した当事者の方々やご両親は、自分たちではとても冷静な判断ができず、相手方と話をするのも困難と感じられた場合、弁護士に相談するしかないと考え、事務所をお訪ねになられます。
私達弁護士は、このような微妙な問題を扱う場合、先ず事案をゆっくり聞き、法的アドバイスをし、自主的解決の道すじをお教えいたします。
しかし、当事者が相手方と話す状況にはないと判断したときは、私達弁護士が代理人として相手方と交渉します。
慰謝料についても、おのずから相場もあり、私達が調整して和解解決をめざすことが多くあります。
話し合い解決が難しいときは、調停→訴訟と進むこともありますが、訴訟になる件数は比較的少ないと思われます。
私達弁護士が、婚約や結婚前後の問題を扱う場合、心掛けていることは、このような問題に対してはきっちりとした“けじめ”をつけること、そして、それが当事者の将来のために有益であること、このような確信をもってことに当たっています。