不同意堕胎罪−医師、初公判

 不同意堕胎罪に問われている医師の初公判が東京地方裁判所でありました。
 医師は起訴事実を認め、検察官の冒頭陳述もありました。
 次回期日は8月5日で結審の予定です。
 医大附属病院は、この医師を7月31日付で懲戒解雇するとのことです。
 弁護人とすれば、情状証人として家族等をたて、可能ならば被害弁償の努力もするでしょう。事案的には、その動機や態様には相当厳しいものがあるだけに、被害弁償の可否が実刑か執行猶予を決する重大なポイントになるのではないでしょうか。
 次回期日には被告人質問を行い結審の見込みですので、判決も速やかに下されそうです。
 実刑か執行猶予がつくか、注目されます。