海猿 最後のメッセージ


 今夏放映されたTHE LAST MESSAGE 海猿は、海上保安庁の主人公が、事故があって火災が発生した巨大プラントに取り残された要救助者を救出するまでの様子が描かれている作品です。しかし、この作品の見どころは台風が近づく中、いかに人を救助するところだけではありません。わずか数名の人間の命を助けるべきか、それとも1500億円もの国家規模プロジェクトを水の泡にさせるか、様々な立場の人が葛藤している中で主人公が海上保安員として要救助者を救出するためにひたむきに奮闘する姿であろう。彼のまっすぐな姿は劇中の人物だけでなく、みている私たちにも感動を与えます。
 そして、その彼の姿を思い出す度、人間を変えることが出来るのは人間であるのかもしれないと思わされるのでした。