脂肪吸引手術−医師を逮捕

 脂肪吸引手術の失敗により当時70歳の女性を死亡させたとして、警視庁は、担当した医師を業務上過失致死の容疑で逮捕しました。
 事故後約2年経ってからの逮捕でした、
 施術の際の管状器具カニューレの挿入時、その安全確認を怠り、脂肪と内臓を隔てている腹壁と小腸に穴を開け、死亡に至らせたものとされています。
 この捜査の過程で、施術を撮影した画像等を押収し、複数の専門家から意見を聴取したものとされています。
 近時美容整形において脂肪吸引が行われ、その失敗が医療訴訟となることもあり、この点当ホームページでの「脂肪吸引」もご参照下さい。
 逮捕された医師は容疑を否定しているとも伝えられており、今後の立件や公判が注目されます。