越路銘菓「とこなつ」―郷里富山の銘菓

 私の郷里の富山県高岡市にある「とこなつ本舗、大野屋」は、天保9年(1838年)、初代大門屋吉四郎が菓子屋を創業。
 「とこなつ」は、同店を代表する和菓子であり、東京にいても有楽町駅前の交通会館地下1階の「いきいき富山館」等において入手可能です。
 「とこなつ」は、白小豆の餡を求肥でくるみ、和三盆をまぶしたものであり、万葉の歌人大伴家持の和歌の一節より「とこなつ」の名が由来したとも言われています。
 白小豆の上品な甘さが、懐しい郷里の味となりました。