グルメ

「江出乃月」―越中銘菓

私の郷里の富山県高岡市にある「江出乃月本舗、志乃原」を代表する和菓が、この「江出乃月」です。 和菓子店志乃原は、天保3年(1832年)に、初代増山宗兵衛が創業しました。そして、「江出乃月」は、志乃原店の三代目三郎平が安政年間に作ったとされ、富山…

富山銘菓「月世界」

私の郷里、富山県の和菓子の名物としては、やはり「月世界」が挙げられます。 「月世界」は、富山市の月世界本舗で、明治時代は中ばころから作られ、今も日本茶の友とされています。 和三盆糖や鶏卵、寒天等を原材料として作られ、口の中に入れると和三盆と…

越中銘菓「薄氷」(うすごうり)―斬新な幾何学の形

「薄氷」は、私の郷里の富山県小矢部市にある「御菓子司、白梅軒五郎丸屋」の創製にかかわる和菓子です。 その形は、一つ一つ斬新な幾何学の形状をなしているようでもあり、実に不思議な和菓子です。 「薄氷」は、今から200数十年前、宝歴年間に五郎丸屋八左…

越路銘菓「とこなつ」―郷里富山の銘菓

私の郷里の富山県高岡市にある「とこなつ本舗、大野屋」は、天保9年(1838年)、初代大門屋吉四郎が菓子屋を創業。 「とこなつ」は、同店を代表する和菓子であり、東京にいても有楽町駅前の交通会館地下1階の「いきいき富山館」等において入手可能です。 「…

「塩ぶり」―富山湾の王者鰤(ぶり)

私の郷里の富山湾では、冬、脂ののった重さ10Kg位の鰤(ぶり)がとれ、「寒ぶり」と言われています。 その中でも、「氷見(ひみ)の寒ぶり」は、ぶりの最高級ブランドとなっているようです。 もともと鰤は、成長とともに呼び名が変わる出世魚で、縁起の良い…

ます寿司―富山の名産

鱒寿司(ますずし)と言えば、私の郷里の富山県の名産品です。 全国の駅弁大会にもよく出品されています。 ます寿司は、昔は神通川(じんづうがわ)を遡上してきたサクラマスを利用して酢めしによる押し寿司としたものでした。今は、鱒は、北海道産や外国産…

メゾン・ラデュレ―サロン・ド・テ

三越本店にあるラデュレのサロン・ド・テに行くと、やはりマカロンを必ずオーダーします。 ラデュレは、1862年、フランスの製粉業者ルイ・エルネスト・ラデュレがパリにブランジュリー(パン屋さん)をオープンしたことが創業となるようです。創業150年の老…

銀座ハゲ天―いつも温かい天ぷら

銀座にある本店は昭和3年「たから」の屋号で創業80年となります。 初代店主の頭から、いつかしら「ハゲ天」と呼ばれるようになったのは、かなり有名な話です。 今回は、ハゲ天の蒲田グランデュオ店へ行ってみました。 ランチ・コースは、海老2尾、きす、かぼ…

ピッツァ・サルヴァト−レ・クオモ―築地で美味なピザ

築地1丁目にある「ピッツァ・サルヴァト−レ・クオモ・東銀座店」は、プロシュートやサラミ、ニョッキフリット、パスタ、ピッツァを気軽に食することができるお店です。 ピッツァは、マルゲリータが定番ですが、同店では、「ピッツァ世界コンペティション」で…

むぎとろ茶屋―とろろの名店

浅草にある「むぎとろ」は、昭和4年に浅草駒形橋で創業したとろろ懐石料理の老舗名店です。 今回行った蒲田の「むぎとろ茶屋」は、グランデュオに入っているだけに気軽に入れるお店となっています。 麦飯に国内産大和芋をすりおろしたとろろは、本店と同じ味…

干柿(ほしがき)―富山名産

富山県では、冬は干し柿をよく食べます。生の柿よりも甘味が強く、美味しく食することができます。 富山の干柿は、今から約300数十年前、加賀藩三代藩主前田利常が南砺地方に鷹狩に来られた際に、干柿を食され、その味を称賛された、とのこと。 それ以来、前…

サポセントゥ・ディ・アキ―確かなイタリアン

築地1丁目にあるイタリアン・レストラン“S'apposentu di Aki”は、確かなイタリアンを食することができる落着いたレストランです。 ランチ・メニューは、プリ・フィックス・メニューとなっており、私は、前菜にマグロのカルパッチョ、パスタはシラスのアラビ…

年越しそば―にしんそば

年末恒例の行事といえば、年越しそばもその一つでしょう。 麻布十番にある永坂更科布屋太兵衛(ながさかさらしなぬのやたへい)も、今から約200年前の寛政年間創業の老舗です。 同店では「御前そば」が有名ですが、にしんそばも絶品です。温かい太兵衛そばに、…

パティスリー銀座千疋屋

築地3丁目にパティスリー銀座千疋屋の小さなおしゃれなお店があります。 苺のショートケーキも午後3時ころには売り切れることがあり、最後の1個を買い求めました。 さすが千疋屋だけあって、苺の新鮮さとあっさりとした生クリームの美味しさに驚かされました…

鯛焼き―浪花家総本店

寒くなってくると、ふと食べたくなる鯛焼き。麻布十番の浪花家総本店は、創業明治42年の鯛焼き専門店です。 北海道産の小豆をつぶあんにして、たいやきの尾っぽまであんがしっかり入っています。 甘さとともに塩味を隠し味としているのか、冷めてもレンジで…

きんつば−高岡市戸出では

「きんつば」と言えば、東京では小豆を四角の直方体の形にしたものを指すでしょう。 しかし、私の出身の富山県高岡市戸出(といで)では、きんつばは刀剣の鍔(つば)の形をしており、小豆もこしあんとなっています。 「剣鍔」(けんつば)とも呼び、元来は…

麻布十番、永坂更科布屋太兵衛−御前そば

東京の麻布十番にあるそば処、永坂更科(ながさかさらしな)布屋太兵衛(ぬのやたへい)は、創業200年余、寛政年間創業の老舗です。 このお店で有名なおそばが、真白いそばの一番粉(そばの実の芯の部分)を使った「御前そば」でしょう。 「御前そば」は…

広尾プレーツ―新鮮トマトのピザ

広尾プレーツは、とても気軽なイタリアンのお店で、広尾やグランデュオ蒲田にあります。 ピザは、本場と同様の石窯で焼き上げ、マルゲリータのトマトはとても新鮮です。 画像奥のラザニアも、はずれのない美味しさです。 素材の一つ一つが吟味してある感じが…

おでんの「おぐ羅」―日本橋三井タワー店

銀座のおでんの名店「おぐ羅」の日本橋支店に行きました。三越本店のすぐ近くの並びの日本橋三井タワーの地下1階です。イタリアンの人気店ラ・ベットラのすぐ横のお店です。 おでんのダシは、関西風で利尻昆布と枕崎の鰹節で、澄んでいます。 テーブル席には、…

こんもち―郷里富山より

私の郷里の富山県の親戚から「こんもち」が届きました。トースターで焼くと、こんがりと香ばしい味で、懐かしい富山を想い出します。 「こんもち」は、寒の頃にお餅を切り、これを吊るして乾燥させてから食べることから、「寒餅」(かんもち)とも言われてい…

竹葉亭本店へ―鰻の老舗です。

うなぎは、いつもは銀座5丁目の竹葉亭銀座店で食しますが、今回は久し振りに銀座8丁目にある竹葉亭本店に行きました。 竹葉亭は、江戸末期に創業の鰻の老舗です。 特に竹葉亭本店は、大正時代に建てられた茶室とお座敷があり、風情を感じさせます。 鰻は、白…

霞山会館 −ピオニ−

霞が関の官庁街にある霞が関コモンゲート西館37階に霞山会館(かざんかいかん)があります。 霞山会館では、パーティーや会議の行われる霞山の間や鹿鳴等があり、軽食にはピオニ−があります。 お料理はパレスホテルが提供しており、落ち着いた雰囲気の中で、…

金田中草

渋谷区桜丘町にあるセルリアンタワー東急ホテル2階にある「金田中草」(かねたなかそう)は、新橋の金田中のいわばカジュアル版とでも言えるお店です。 予約しておくと入口で名前を言われ、奥に案内されます。ホテル内ではのモダンな造りの空間の中で、気軽…

日本橋三越本店―特別食堂日本橋

三越本店7階にある特別食堂日本橋は、昭和39年開設以来のゆったりとして時の流れを感じさせてくれます。 和食や洋食などいずれも食することができ、ホテルオークラの確かな安心した料理を楽しむことができます。 今回はシーフードのプレート、中にはあんこう…

タツヤ・カワゴエ

代官山駅から八幡通りを明治通りに向かって4〜5分歩いたビルの2階にあるイタリアンのタツヤ・カワゴエ、有名シェフの人気店です。 ディナーはシェフのおまかせコース、いずれも一手間加えたカワゴエ・ワールドを存分に楽しむことができます。 その中でも筍と…

銀座文明堂‐東銀座店

カステラで有名な銀座文明堂。現在工事中の歌舞伎座のすぐ横に東銀座店ショップ&カフェがあります。 2階に上がると、白いソファが印象的な空間が広がります。ランチ・タイムは、ドリアやハヤシとコーヒーがセットされています。 ゆったりと落ち着いた時の流…

アンティカ・オステリア・デル・ポンテ

丸の内ビルディング36階にあるイタリアン・レストラン。 今回は、意外な食材を使った一皿を楽しむことができました。 福島県相馬漁港直送のあんこうのテールの方の身をソテーして上品な味わいとなっています。 あんこうは、イタリアでも良く食べられる食材の…

ぎんざ若松

銀座5丁目にある銀座コアの1階の右奥にある「ぎんざ若松」、明治27年(西暦1894年)創業の甘味処です。 この若松において、昭和5年に初めて創作されたのがあんみつです。そう、若松は、あんみつの元祖として有名です。 今回は、昼食としてうどんと…

ホテルニューオータニでの懇親会

毎年恒例の懇親会が、今年もホテルニューオータニの芙蓉の間にて開催されました。 今回もフル・コースでのディナーとなりました。 主催の方の様々な趣向に感謝しつつ、ディナーを頂きました。 前菜は、タルタルサーモンとカリフラワーのバヴァロアで、キャヴ…

はいやく‐参鶏湯(サムゲタン)

雛鳥の参鶏湯セットをランチに頂きました。濃紺のソファにアイボリーのテーブルクロス。シックなインテリアの店内は韓国レストランとは思えない落ち着いた空間です。前菜4種はナムルやプルコギなど、韓国料理店に来たらはずせないアイテムが少しずつちょう…