法科大学院は、どこへ?


 法科大学院ロースクール)の定員割れが深刻のようです。
 社会における法曹の需給バランスを失した法科大学院の制度設計自体が問題と考えざるを得ません。
 そして、司法試験への学生離れが懸念されます。
 学生にとっては、司法試験がリスクが多く、コストがかかりすぎる存在になっているのではないでしょうか。私立の法科大学院では、年間の授業料が200万円位かかるともいわれており、経済的負担も大きいものがあります。また、いつ受かるかという将来への不安もあり、今の学生も大変だと思います。
 しかし、私が司法試験を受験した30数年前は合格率が2〜3パーセントといった時代もあり、司法試験受験生には法曹を志した初心を忘れず、是非頑張って欲しいと思います。