芭蕉、採茶庵(さいとあん)跡



 深川1丁目、清澄庭園のすぐ近くの海辺橋南詰にある採茶庵(さいとあん)跡を、過日訪れました。
 採茶庵は、芭蕉の門人である杉山杉風の別荘として、もともとは使われていた建物です。
 芭蕉は、元禄2年(1689年)に、この採茶庵から、おくのほそ道の旅に出たとされています。
 同庵前には、今にも旅に出ようとする芭蕉の像があり、千住の宿場で詠んだとされる次の俳句が思い起こされます。
  行く春や 鳥啼き魚の 目に涙