京都、高台寺


 高台寺は、秀吉の妻北政所(ねね)が慶長11年(1606年)に開創した寺です。通称、ねねの寺と呼ばれています。
 霊屋(おたまや)は、秀吉と北政所をお祀りしており、厨子の内には秀吉と北政所の木像が安置されています。
 庭園は、臥龍池(がりょうち)や偃月池(えんげつち)を中心として、小堀遠州の作といわれています。
 傘亭(かさてい)と時雨亭(しぐれてい)は、利休の意匠によるとされる茶室であり、傘亭の内部の天井を見ると傘の内側のようになっています。
 約400年余を経て、ねねの思いが蘇えるような感じがしました。
 俳句を一句。
  高台寺 ねねの思いや 梅雨入りぬ