農協カルテル、立入検査


 山形県庄内地方のJA庄内みどり、JAそでうら、JA庄内たがわ、JA鶴岡、JAあまるめの5つの農業協同組合が、農家からの米の販売を受託する販売手数料でカルテルを締結していたいたとして、7月30日、公正取引委員会独占禁止法違反の容疑で、この5つの農協と上部団体であるJA全農山形等の立入検査に入りました。
 農家が各JAに販売を委託する米の手数料を1俵あたり4百数十円に統一してカルテルを結んでいた疑いがあり、これは独占禁止法に違反するのみならず、農家への背信行為にもなりうるとも考えられます。
 農協によるカルテルは、今迄聞いたことがなく、今後の広がり等が注視されます。