離婚訴訟−証拠の重要性


離婚訴訟も裁判ですので、証拠が極めて重要となってきます。
特に争点となる事実の有無については、証拠の有無によって左右されます。
ところが、離婚訴訟においては夫婦間の関係が問題となるだけに、その立証は困難をともなうことが多くあります。
そこで、重要となってくるのが当事者の陳述書です。この点は非常に大事となってきますので、内容や表現については十分に弁護士と打ち合わせることが必要です。
また、家族や知人等の陳述書ないし報告書も重要です。
そして、物的証拠としては、写真やメール、手紙、日記、預金通帳等も大事なものとなってきます。
問題は、興信所等の調査をどこまで利用するかが迷う点です。調査料が高く、尾行等を利用すると非常に高額となることもあり、又、証拠が得られる保証もありませんので、費用の見積もりを事前に取ったうえで慰謝料の見込等も考え、よく弁護士と事前に相談して決めることが必要でしょう。