がんの見落とし−医療訴訟


私達の事務所では、医療をめぐる紛争、つまり医事紛争や医療訴訟について、患者やその家族からのご相談や依頼を受ける場合や、医師側からの依頼を受けることがあります。
患者側からのご相談では、出産事故や院内感染、がんの見落とし、インプラントに関するものが、最近は多いように思われます。
患者の家族は、あんなに元気だった肉親が病院での治療がもとで、こんな重篤な結果となり、病院側の責任をすぐにでも追及したい、との強い思いと、病院側への強い不信感で一杯です。
私達弁護士は、このご家族の思いを受けとめつつ、冷静に原因の特定、医師の注意義務違反、当時の医療水準、結果との因果関係、損害論等を主張、立証していかなければなりません。そして、そのために証拠保全手続や協力医の意見書をとり、訴訟対策に万全を期しております。
「がんの見落とし」も重いテーマではありますが、健康診断、人間ドック、個々の診療の各場合において、判例を調査し、まとめてみましたので、ご参考までにご覧願えれば幸いに存じます。