突然の裁判官の交替

民事訴訟は、第一審で1〜2年位かかることが多くあります。
そして、東京地方裁判所では、民事訴訟の裁判官の一人あたりの担当事件は、200〜300件とも言われています。
そうすると、一つの民事訴訟の進行中に裁判官が変わることが結構あります。
ある事件では、随分と細かいことを根掘り葉掘り尋ねられて、なかなか進まない事件が、担当裁判官の交替により一気に進められ、良い流れになった事例がありました。
ところが、今回は、一年位進められていた事案で当方にかなり有利な心証が形成されていた訴訟事件において、この4月に担当裁判官が交替となり、一気に厳しい訴訟進行を強いられる結果となってしまいました。
刑事事件でも死刑判決から無罪になることもあれば、その逆もあります。
ましてや民事訴訟となると、誤判と思われる判決も結構あるのではないかと思わざるをえない例もあります。
民事紛争においては、何が真相か、何が解決かにつき考えさせられる事案が多くあります。