鈴鹿峠―東海道五十三次、最後の難所


 東海道五十三次の48番目の宿場である坂下宿を過ぎると、いよいよ最後の難所といわれる鈴鹿峠に達します。
 片山神社跡の右手から脇道に入ると、突然の山道。石畳が荒れて、木立ちの間を傾斜も急にきつくなってきます。トレッキング・シューズでないととても登れません。トレッキング・ポールも必需品です。
 急な坂を登り、国道1号線を渡り、さらに上をめざします。馬の水飲みから、芭蕉句碑を通り、山並みを見渡しつつ鈴鹿越えへ。
 かなり汗をかき、スポーツ・ドリンクを飲んでいると平坦な道にさしかかります。道案内に添って、鏡石をめざします。
 鏡石からの絶景を見つつ一休み。
 鈴鹿峠越えは、鏡石での休みを含め、約1時間。意外とすんなりと歩くことができました。やはり箱根の方がかなりきつかったですね。
 鈴鹿峠を下っていくと、すぐに県境があり、近江の国、いよいよ滋賀県に入りました。