ある離婚訴訟

 一審、家庭裁判所での離婚訴訟、第一回期日から約一年半が経っていました。
 審理が一年位経って突然担当裁判官の交代がありました。定例の裁判官の転任の時期でもありました。
 ところが、この裁判官の交代によって訴訟の進め方がガラリと変わってしまいました。当方有利で推移していた訴訟、相手方弁護士も控訴を念頭においていたのが、裁判官の交代により一気に相手方有利な形勢となりました。
 そして、証人尋問では裁判官の強引な補充尋問により一定の結論を導こうとしているとも思われます。
 この裁判官は、判例を重視して、一定の先入観のもとに本件を見ているのではないか、と不安になってきます。裁判所も役所的なところがあります。役所では先例踏襲が常であり、裁判所では判例重視とも言いかえられるのでは、とも思うことがあります。
 もっと本件の実態を、事案の本質を見極めて欲しい、との思いを持ちつつ裁判所に向かいます。