弁護士3万人時代へ


 司法修習の卒業試験=いわゆる二回試験において、1949人の合格者が発表され、弁護士が全国で3万人を越えることが確実となりました。
 私が弁護士となった30年前は、司法試験の合格者が年間で500人、弁護士が全国に約1万人いましたので、弁護士数が3倍となり、東京では弁護士はもはや飽和状態にある感もします。
 特に銀座は法律事務所が集中しており、私達の事務所が入っているこの銀座4丁目のシグマ銀座ファーストのビル、9階のうちの3フロアーが法律事務所で占められています。
 従って、東京で法律事務所に就職しようとする司法修習生は結構難しい状況が続いています。
 これからは地方にも目を向けて就職を考えなければならないでしょう。
 そして、法律事務所が提供するリーガル(法的)サービスがよりユーザー指向のものとなるよう各弁護士が努力しなければならない、との思いをあらためて強くしました。