“ソーシャル・ネットワーク”観ました。


 言わずと知れた「Facebook創始者の物語です。不動のSNSナンバーワンの誕生の裏にはアメリカ社会のいわば縮図が存在するのか、と見応えを感じました。そのひとつが自由の国アメリカの、あからさまなまでの階級社会の存在です。名門ハーバードの中の“伝統ある家庭の子女”或いは“傑出した才能を評価された学生”のみしか入会を許されないソーシャルクラブの一員になることがいかにステイタスかということです。最近たまたま読んでいた、「WASP」という本にもそのソーシャルクラブが触れられていたので、合点が行きましたが、そうでなければ我々日本人にはなかなか想像のつかない感覚です。
 そして、弁護士的には、訴訟社会といわれるアメリカで、この映画の中でも2つの訴訟が提起され、宣誓供述のシーンがクライアント目線で描かれており、大変興味深く観ることができました。