ピスト・バイクに罰金刑
ブレーキを両輪に又は片輪に装備していない自転車を、ピストないしピスト・バイク、あるいはノー・ブレーキ・ピストと呼んでいます。
このピスト・バイクは、道路交通法上は制動装置不良自転車運転(整備不良)の罪として違法なものです。
ところが、最近このピスト・バイクを運転する者の増加が問題となってきています。
特に自転車の交通事故が問題となっている折、このピスト・バイクによる重大な事故も起こっており、警察庁もこの10月よりピスト・バイクへの取り締まりを強化しておりました。
そんな中、大阪簡易裁判所は11月22日までに、ピスト・バイクで公道を走行していた男性に道交法違反として初の罰金刑6,000円の略式命令を課しました。
さらに、11月24日には、東京簡易裁判所でピストで公道を走行した会社員に罰金刑6,000円の略式命令を課しました。
自転車事故の発生件数、その特殊性、自転車への道路交通法上の規定や、自転車事故の法的責任については、当ホームページでも解説しておりますので、ご覧願えれば幸いです。