2001年、政府の司法制度改革審議会が司法試験の合格者を年間3000人とする目標値を提示しました。
その後、法科大学院が次々と設置され、新司法試験が実施されています。
ところが、現状は年2000人強の司法試験の合格者が出るものの、法律事務所や企業内弁護士は頭打ちの感を否めません。
そもそも司法試験の合格者を年3000人の数値としたことに、どれだけの合理性があったのか、私達弁護士としては当初より疑問がありました。
社会における法曹の需要と供給の需給バランスを失した制度構築自体が問題であったのではないでしょううか。