鎌倉虚子立子記念館


 鎌倉市二階堂、鎌倉宮の近くにある鎌倉虚子立子記念館を、過日訪れました。
 同記念館は、鎌倉に居住していた高浜虚子とその子星野立子を記念して、平成13年に虚子の孫の星野椿とその長男星野高士を中心として設立されました。
 鎌倉のガイドブックにも余り出ていませんので、知る人ぞ知る存在のようです。一般の邸宅の如き佇まいであり、館内に入ると広い中庭を眺めることができます。
 館内には、虚子や立子の直筆の俳句が多くあり、ゆっくりと虚子の世界を堪能することができます。当日は、係の方から、一作毎に詳細なご説明を聞き、虚子の俳句の奥深さを再認識することができました。
 虚子の花鳥諷詠の額や虚子の次の俳句が印象に残りました。
  子供等に 双六まけて 老の春