自転車事故、母親に9500万円賠償判決


 小学5年生の少年が自転車に乗り女性をはね、女性が意識不明の重傷を負った事案につき、神戸地方裁判所は、7月5日、少年の母親に対し、女性の夫と損害保険会社に9520万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
 判決では、少年の前方不注意による過失が認定され、さらに母親に対しては、子の自転車の運転に十分な指導や監督をしなかったとして、その損害賠償責任を認めました。
 自転車は、自動車と違い自賠責や任意保険に入っていないことが多く、万一事故を起こしたときは巨額の賠償ということになることもありますので、十分注意する必要があります。
 やはり、加害者側も被害者側も、個人賠償保険や自動車保険の特約等の保険に入っておくべきことを痛感します。