パチンコ店阻止の図書館?


 パチンコ店開店の準備をしていた国分寺駅前に、その阻止のため国分寺市が図書館を新設し、パチンコ店が出店を断念した事案につき、東京地方裁判所は、7月19日、同市に対し、この阻止はパチンコ店の営業権の侵害にあたるとして3億3000万円の損害賠償の支払いを命じました。
 さらに、判決では、駅前にパチンコ店等も既に4店舗あり、本件出店だけを阻止する合理的な理由もない、としました。
 この種事案については、既に同種に判例もあったかと思われますので、国分寺市が控訴したときは、控訴審の判断が注目されるでしょう。