四万十御膳

 
日本最後の清流といわれる四万十川しまんとがわ)。四国の西南の地域を流れる全長約200㎞に及ぶ大河です。
 高知からJR土讃線土佐くろしお鉄道の特急南風で西に向かって約2時間弱で中村駅、そこからタクシーで川ぞいに道をさか登ります。
 深い緑を映す川面をながめながら、佐田沈下橋やさらに上流の三里沈下橋へ、車で通ることも、歩いて渡ることもできます。欄干がない沈下橋は、結構スリリングな感じです。
 四万十川は、自然の宝庫といわれるだけあって、うなぎや川えび、ごり、青さのり等の川の味覚を存分に味わうこともできます。鮎は少し遅れて御膳に出てきました。春は冷凍物を使わざるをえないので、とはお店の方の言でした。
 青さのりの天ぷらは、初めて食しました。四万十川ならではの清流を感じさせる、さわやかな香りが口の中に広がります。(み)